明るく生くる


自身の日々の様子、杖言葉など。老後が明るい訳がない・・というけれど、にもかかわらず笑う、明るく生くる 時には後ろを振り返って でも前向きに
by wakosaitama
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ピーナッツ

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「落ちこぼれバンザイ-スヌーピーたちに学ぶ知恵」:
河合隼雄+谷川俊太郎

上の写真は とあるサイトから引っ張ってきました~(^ ^ ;

マンガ「ピーナッツ」を取り上げたこの本は 2004年に刊行(その後
改題されて刊行)されたものですが アメリカと日本を比較した話が
載っていました

『 先日、私の知人であるアメリカ人の心理学者が、興味深いことを
言っていました。
「アメリカ人は日本人よりも抑うつ症になる人が多いのではないか」
 詳しい統計をとったわけではないので、実際のところはわかりませ
んが、十分にうなずける指摘だと思います。なぜなら、谷川さんとの
対談でもふれているように、アメリカの社会では、明るく、元気で、
楽しくないと、誰からも相手にされないからです。

 もちろん、人間ですから、いつもそんなふうにしていられるわけ
がありません。
そこで、外では明るく元気に楽しく頑張っても、家に帰ったとたん、
ガクンと落ちこんでしまう人もいます。そういうことを繰り返して
いるうちに、やがて抑うつ症になってしまうというわけです。

 日本人は、ソーシャルな場面では、「あきまへんわ」とか、
「もう死にそうですわ」とか、けっこう平気で弱音を吐いて、また、
それが相手に対する謙遜の表現になっていたりします。これがやれる
から、日本人はあまり抑うつにならないのではないか、というのが、
そのアメリカ人学者の指摘です。

 私にも実感がありますが、アメリカの社会人は、公の場ではみず
からの悲しみを口にしません。きびしい競争の社会ですから、そう
いう話をしたら、弱みを見せたことになり、そこで負けなのです。
和気あいあいとした日本人から見ると、ちょっとかわいそうな気も
しますが、それがアメリカ社会の現実なのです。そして、公の場で
は出すことのできない、恨み、つらみを、カウンセラーにぶつける。
そこでなら、言いたい放題に言える。だから、アメリカではカウン
セラーの数がとても多いわけです。

 カウンセラーの前では、泣いたり、わめいたり、怒ったりして
いるけれども、翌日、社会に出ていくときには、明るく、元気に、
楽しくあらねばならない。それほど悲しみということが公の場では
表現しにくい社会なのです。

 とにかく、社会ではそれほど体面を保って生きていかなければ
ならないわけですから、彼らの内部に、恒常的にストレスやフラ
ストレーションが蓄積しているのは当然でしょう。きっちりやって
いる分、よけいに腹立たしいことがいっぱいあるはずです。
それをカウンセラーのところに言いにくるわけです。

 私の友人のアメリカの分析家のところにもっとも多く相談にく
るのは医者で、次が宗教家だそうです。ふだんの仕事の上では、
むしろ、人を救っている人たちです。その彼らがくよくよしてい
たのでは、とても信頼されません。ふつうの人よりよけいに毅然
としていなければならないので、精神的な疲れも倍加します。
それでも、日本人のように、会社帰りに仲間と一杯やりながら
ホンネをぶつけあうということができません。
そういうことをやったら、人格が低い人間と見られてしまうから
です。アメリカで家庭内暴力がとても多いのもそういう背景があ
るからです。

 ところで、「ピーナッツ」に登場するのは子どもたちばかりで
すが、子どもは自由ですから、大人では許されないような弱音や
悲しみの表現も、ごく自然に行います。そういう部分がこのマンガ
にはきわめて明確に表現されているので、それに共鳴することに
より、自分自身の内部に居座る抑うつ状態を中和させているわけ
です。そういう役割も、「ピーナッツ」は果たしているのです。

 また、私たちはこのようなマンガを通して、アメリカの競争
社会のきびしい現実を読みとることもできます。 』

この本が刊行されてから5年以上経っている現在
日本の欧米化(国際化?)は明らかに進んで
アメリカ人に言えることが 日本人にも かなりの程度
あてはまるようになったと感じるのは自分だけではない気が
します
「助けて」と言えない30代の人たちが増えてきているとい
うことも それを示しているのかもしれません・・・

自分はどうかというと あきまへんわ というタイプのよう
な気がします(^ ^;
まだ ある程度 弱音を吐ける環境にいるということかな?
会社・組織によっても ずいぶん状況は違うのでしょう
楽天は 社内での会話を全て英語で行うことにしたそうですが
それが良いことなのかどうかはさておき

上に引用したことに何か論評できるわけでもないのですが

またも 引用すると

『 簡単に結論を言ってしまえば、われわれはどうしようも
なく日本的に生きているのであるが、それと異なる生き方や
考え方にも開かれた人間をつくるように教育を考えてゆかね
ばならないということである。それには日本的なものを一方
的に否定するのではなく、日本的なものをも残しつつ、新し
い生き方を見出すように努めねばならない。 』
 「河合隼雄著作集 7 子どもと教育」

という気がします
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by wakosaitama | 2010-08-07 18:33 | こころ | Comments(0)
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